カメラ切り替え
話者ラベル付きの文字起こしから、複数カメラのポッドキャストやインタビューの各カットを、話している人のカメラに切り替えます。音声は変わりません。
Nodaro Cloud で利用できます
カメラ切り替えノードは、話している人に合わせて、編集の各カットに使うカメラを選びます。編集プランの編集を 1 つと話者ラベル付きの文字起こしを読み込み、各区間を話している人のカメラに切り替えて、切り替え済みの編集を EDL 適用に渡してレンダリングします。音声は変わらず、同じ編集、文字起こし、設定からは、常に同じカットが得られます。
カメラ切り替えは Nodaro Cloud で動作します。セルフホスティング環境では、連携 › nodaro.ai から、または API キーで Nodaro Cloud に接続すると、ノードは各実行をクラウドに中継します。接続していない場合、ノードはキャンバスに保存できますが、実行はできません。
使いどころ
- 複数のカメラで収録したポッドキャストやインタビューを編集する。
- 話している人のクローズアップに切り替え、合間にはワイドショットを使う。
- 複数カメラのエピソードから、それぞれカメラが切り替わる短いクリップを作る。
- 複数カメラの編集に、話者の実名で字幕を付ける。
クイックスタート
一般的なマルチカメラの流れは 5 つのノードでできています。音声同期が収録を揃え、文字起こしが話者にラベルを付け、編集プランが編集を書き、カメラ切り替えがカメラを選び、EDL 適用が結果をレンダリングします。
編集と文字起こしを用意する
マルチカメラの収録の説明に従い、すべての収録を音声同期と編集プランノードのソースに接続します。マスターの録音を、話者分離をオンにした文字起こしノードで文字起こしします。
ノードを追加する
キャンバス上で Tab を押し、動画 › カットと結合 › カメラ切り替えを選びます。
編集と文字起こしを接続する
編集プランの EDL 出力を編集(EDL)入力に、文字起こしノードの文字起こしを文字起こし入力に接続します。
話者に名前を付けて実行する
設定パネルを開きます。話者で、各話者に名前とカメラを指定します。表は順番に自動入力されるため、変更しなくても実行できます。実行をクリックします。
切り替え済みの編集をレンダリングする
カメラ切り替え済みの編集(EDL)出力を EDL 適用ノードに接続して実行します。話者の名前入りの字幕を付けるには、文字起こし(名前付き)出力を EDL 適用か字幕を追加の文字起こし入力に接続します。
テンプレートマーケットプレイスの Multicam Cut テンプレートは、この流れをすぐに使える形にしたものです:クローズアップのカメラ 2 台、ワイドのカメラ 1 台、マスターの音声トラック 1 本。カメラのノードを追加または削除して、収録を合計 2〜6 本にし、それぞれを音声同期ノードと編集プランのソースの両方に接続します。
入力
| 入力 | 必須 | 接続するもの |
|---|---|---|
| 編集(EDL) | はい | 間詰めまたはクリップモードの編集プランの編集 1 つ。クリップモードでは、クリップごとにカメラ切り替えが実行されます。チャプターのプランは拒否されます。 |
| 文字起こし | はい | 話者ラベル付きの単語単位の文字起こし。話者分離をオンにした文字起こしノードの結果です。 |
出力
| 出力 | 内容 |
|---|---|
| カメラ切り替え済みの編集(EDL) | 各カットを話者のカメラに切り替えた編集。EDL 適用に接続します。クリップモードのプランの後では、クリップごとに 1 つの切り替え済みの編集が入り、接続は初期設定で個別になるため、EDL 適用がすべてのクリップをレンダリングします。 |
| 文字起こし(名前付き) | 話者の名前を反映した文字起こし。EDL 適用か字幕を追加の文字起こし入力に接続すると、字幕に名前が表示されます。すべてのクリップで同じ内容です。 |
切り替えのしくみ
- 話者の発言では、そのカメラに切り替わります。 切り替えは発言の少し前、初期値では 0.2 秒前に起こります。発言は最短ショット(秒)(初期値 2.5 秒)以上の長さが必要です。「うん」のような短い発言ではカットは起こらず、聞き手の「なるほど」が長い回答をさえぎることもありません。
- 話者とカメラ。 1 台のカメラを複数の話者で共有できます(たとえばツーショット)。専用カメラなしに設定した話者や、最後のカメラより後の話者は、ワイドのカメラ(編集プランでワイドショットの役割を持つソース)に映ります。ワイドのカメラがない場合は、その話者を撮っているいずれかのカメラに映ります。
- すべてのカットに話者名が付きます。 話者が変わってもカメラが変わらない場合でも、編集はそこで分割されます。見た目は何も変わらず、それぞれの部分に自分の話者名が付きます。
- 映像のないカメラ。 話者のカメラが遅れて始まったり早く止まったりした区間には、ワイドのカメラに映像があればそれを、なければ映像のある最初のカメラを使います。どのカメラも撮っていない区間は編集から外され、編集の削除済みカットに
no-pictureとして記録されます。カメラが止まった直後の最大 0.5 秒の空白は、最後のフレームで埋められます。 - ワイドへの切り替え。 ワイドのカメラがある場合、1 台のカメラに 20 秒とどまると、最短ショット 1 回分だけワイドに切り替えてから戻ります。N カットごとにワイドでは、N 回目ごとのカットがワイドになります。
- 音声はそのままです。 各カットは、その区間が編集の中で持っていた音声(通常はマスターの録音)を使います。映像に合わせてマイクが切り替わることはありません。
- 話者が 1 人、またはカメラが 2 台未満。 編集は変更されずに戻り、編集のメモに注記が入ります。
設定
| 設定 | 初期値 | 内容 |
|---|---|---|
| 話者 | 順番に自動入力 | 文字起こしの話者ラベルごとに 1 行:表示名(80 文字まで)と、カメラまたは専用カメラなし。話者 1 には最初のカメラ、話者 2 には 2 番目のカメラ、というように割り当てられます。 |
| 最短ショット(秒) | 2.5 | これより短い発言では、カットは起こりません。0.5〜60 秒。 |
| 先行カット(秒) | 0.2 | 新しい話者が話し始める何秒前にカットするか。0〜5 秒。 |
| ワイドに切り替えるまで(秒) | 20 | ワイドのカメラがある場合、1 台のカメラにこの時間とどまるとワイドに切り替えます。0 でオフ。最大 600 秒。 |
| N カットごとにワイド | 0(オフ) | ワイドのカメラがある場合、N 回目ごとのカットをワイドにします。0〜20。 |
| レイアウトの提案 | オフ | 2 人が 1.2 秒より長く同時に話した場合、そのカットに横並びのレイアウト(縦長の動画では上下のレイアウト)を提案します。 |
範囲外の値は、欄から離れたときに近いほうの上限または下限に移ります。ワイドへの切り替えと N カットごとにワイドには、編集プランでワイドショットの役割を持つソースが必要です。
レイアウトの提案を描画するのは話者ビューだけです。EDL 適用は単純なカットの編集をレンダリングし、レイアウトの提案を含む編集は拒否します。提案をオンにすると、設定パネルに、編集の送り先にある各 EDL 適用を話者ビューノードに置き換える選択肢が表示されます。
クレジット
カメラ切り替えは、収録の長さやカメラの数にかかわらず、実行ごとに一律の料金です。料金はノードの実行ボタンに表示されます。
編集プランのクリップモードでは、カメラ切り替えはクリップごとに 1 回実行され、実行ごとに料金がかかります。クリップが 8 本のプランは 8 回分の料金になります。
次の場合は、クレジットがかかる前に拒否されます。
- 話者ラベルがまったくない文字起こし。
- 編集または文字起こしがない。
- 収録の時間軸にある 1 つの編集ではない:クリップのセット全体、チャプターのプラン、またはレンダリング済みの出力の EDL。
ヒント
- 先に音声同期を実行する。 正しい瞬間を映すには、各カメラがマスターの時間軸のどこにあるかが必要です。音声同期を編集プランのオフセット(音声同期)入力に接続してください。
- ワイドショットを指定する。 編集プランのソース一覧で、ワイドのカメラにワイドショットの役割を付けます。ワイドのカメラが、代わりのカメラと切り替え用のショットになります。
- 実名を使う。 設定パネルで話者に名前を付け、文字起こし(名前付き)出力を字幕を追加に接続すると、その名前で字幕が付きます。
トラブルシューティング
| 問題 | 原因と対処 |
|---|---|
| 文字起こしに話者がいないため、実行が拒否される。 | 文字起こしが話者ラベルなしで作られています。文字起こしで話者分離をオンにして再実行し、新しい文字起こしを接続してください。 |
| 編集が変更されずに戻る。 | 文字起こしの話者が 1 人だけか、編集のカメラが 2 台未満です。どちらかは編集のメモに書かれています。 |
| 編集が拒否される。 | 入力が、収録の時間軸にある 1 つの編集ではありません。レンダリング済みの出力の EDL やチャプターのプランではなく、編集プランの EDL 出力を直接カメラ切り替えに接続してください。 |
| カットが違う瞬間を映す。 | カメラがマスターと揃っていません。音声同期でオフセットを測るか、編集プランで入力したオフセットを確認してください。 |
| ワイドへの切り替えが起こらない。 | 編集プランでワイドショットの役割を持つソースがないか、ワイドに切り替えるまで(秒)が 0 です。 |
API から
POST /v1/camera-switch で、コードからノードを実行できます。edl(オブジェクトまたは JSON 文字列の EDL 1 つ)と transcript を送り、必要に応じて speakerMap、speakerNames、minShotMs、leadMs、maxShotMs、wideEvery、layoutHints を加えます。speakerMap は話者ラベルを EDL のソース ID に対応付け、"" は専用カメラなしを意味します。
クリップのセット、チャプターのプラン、レンダリング済みの出力の EDL には 400 invalid_edl が返ります。話者ラベルのない文字起こしには、料金がかかる前に 422 no_speakers が返ります。完了したジョブの output_data.json が切り替え済みの EDL、output_data.transcript が名前付きの文字起こしです。
SDK のメソッドは client.edit.cameraSwitch、CLI のコマンドは nodaro edit switch-cameras、MCP のツールは switch_cameras です。単体のノードを実行するとジョブを参照してください。
よくある質問
カメラ切り替えノードは何をしますか?
カメラ切り替えは、編集プランの編集と、話者ラベル付きの文字起こしを読み込みます。編集の各区間を、話している人のカメラに切り替え、切り替え済みの編集を EDL 適用でレンダリングできる形で返します。
カメラ切り替えで音声は変わりますか?
いいえ。各カットは、その区間が編集の中で持っていた音声(通常はマスターの録音)をそのまま使います。カメラ間で切り替わるのは映像だけです。
カメラ切り替えが文字起こしを拒否するのはなぜですか?
文字起こしに話者ラベルがないためです。文字起こしノードで「話者分離」をオンにして再実行し、新しい文字起こしをカメラ切り替えに接続してください。この拒否は、クレジットがかかる前に行われます。
カメラ切り替えの料金はいくらですか?
カメラ切り替えは、収録の長さやカメラの数にかかわらず、実行ごとに一律の料金です。料金は「実行」ボタンに表示されます。編集プランのクリップモードでは、ノードはクリップごとに 1 回実行され、実行ごとに料金がかかります。
「うん」のような短い相づちでカットは切り替わりますか?
いいえ。話者の発言がカットを起こすのは、その長さが「最短ショット」(初期値 2.5 秒)以上のときだけです。それより短い発言では、現在のカメラが映り続けます。
関連ページ
編集プラン
EDL 適用
話者ビュー
文字起こし
音声同期
最終更新