リストとバッチ処理
1 つのワークフローで、多数のプロンプト、画像、行をまとめて処理します。ノードはリストの項目ごとに 1 回ずつ実行され、収集、セレクター、ベストを選択で多数の結果を 1 つに戻せます。
リストは、ワークフローがまとめて処理する項目の集まりです。項目には、プロンプト、画像、動画、オーディオファイル、表の行があります。ファンアウトは、項目ごとにノードを 1 回ずつ実行します。そのため、10 個のプロンプトから 10 枚の画像ができます。ファンインは、多数の結果を 1 つに戻します。たとえば、複数のクリップを 1 本の動画につないだり、AI の審査員に最も良い画像を選ばせたりします。
仕組み
リストを項目ごとに処理するか、まとめて処理するかは、接続モードで決まります。個別モードの接続は、項目ごとに次のノードを 1 回ずつ実行します。一括モードの接続は、1 回の実行でリスト全体を渡します。すべてのモードについては、ノードと接続で説明しています。
リストの作成元
| 作成元 | 得られるもの |
|---|---|
| リスト(List) | 入力、貼り付け、アップロードした項目(1 行に 1 つ)。リストは、種類を指定した複数の列を持つ表に拡張できます。無料です。 |
| テキストを分割(Split Text) | 1 つのテキストを、改行ごと、カンマごと、または指定した区切り文字ごとに分けた項目。無料です。 |
| プロンプト(Prompt) | 項目出力は、モデルの回答を ===NEXT=== の位置で分割します。そのため、1 つの回答から多数のプロンプトを作れます。 |
| 複数の結果を持つノード | 繰り返しなどで複数回実行したノードには複数のバージョンがあり、接続でそれらをリストとして渡せます。 |
| 収集(Collect) | 別々の複数のノードの結果を、メディアの種類ごとに 1 つのリストにまとめたもの。無料です。 |
ファンアウト:項目ごとに 1 回実行
個別モードの接続でリストがノードに渡されると、ノードは項目ごとに 1 回ずつ実行され、すべての結果を保持します。リストとテキストを分割からの接続は、デフォルトで個別になります。
- 項目は入力済みのプロンプトを置き換えます。各項目が、その実行のプロンプトになります。ノードに入力したプロンプトに追加されるのではなく、置き換わります。プロンプトが空の行では、ノードに入力したプロンプトが使われます。
- 項目は 1 つずつ順に実行されます。ノードは、最初の行から最後の行まで、項目を順番に処理します。項目が多いほど、実行に時間がかかります。
- つながったノードも対応を保ちます。次のノードも個別の接続で結果を受け取る場合、そのノードは結果ごとに、同じ順番で 1 回ずつ実行されます。5 個のプロンプトからは 5 枚の画像、続いて 5 本の動画ができます。25 本にはなりません。
- 繰り返しは回数を掛け合わせます。ノードの繰り返しを 2 に設定すると、すべての項目が 2 回ずつ実行されます。
- クレジットも掛け算になります。ノードの費用は、料金 × 項目の数 × 繰り返しの回数です。4 クレジットのノードに 5 つの項目が届くと、そのノードの費用は 20 クレジットです。実行前に、実行ボタンに合計が表示されます。
バッジでバッチの状況がわかります。実行前は、ファンアウトするノードのヘッダーに、x5 のように実行回数が表示されます。実行中は 3/5 のように進行状況が表示され、「リストを処理中…」バーは最後に「完了」に変わります。
失敗は、その項目だけにとどまります。1 つの項目が失敗しても、成功した項目の結果は残り、失敗した項目のクレジットは返還されます。


表:1 回の実行に複数の値
リストは、最初はテキストの 1 列だけです。プロンプトとリファレンス画像のように、1 回の実行に複数の値が必要な場合は、リストを表にします。
- リストの左下にある + 入力にノードを接続します。新しい列が追加されます。
- 各列の種類(テキスト、画像、動画、オーディオ、JSON)を設定します。各列には、専用の入力と出力があります。
- 各列の出力を、その値が必要なノードの入力に接続します。たとえば、プロンプトの列はプロンプトに、画像の列はリファレンスに接続します。
行は次のように対応します。
- 3 行目は 3 行目のままです。1 回の実行のすべての入力は、同じ行から値を受け取ります。空のセルがあると、その実行ではその入力に何も渡されず、下の行が繰り上がることもありません。
- 値が 1 つでもある行は実行されます。すべての列が空の行は無視されるので、末尾の空行で実行が増えることはありません。
- 接続の順番は関係ありません。どの接続を先に作ったかに関係なく、プロンプト入力に接続した列がプロンプトになります。ネガティブに接続した列が、プロンプトとして使われることはありません。
- 長さの違うリストは繰り返されます。行数の異なる 2 つのリストを 1 つのノードに渡すと、長いほうのリストが実行回数を決めます。短いほうのリストは、最後まで使い切ると最初の行から繰り返します。
- ファンアウトするのは個別だけです。一括モードで接続した列は、1 回の実行でリスト全体を渡します。
キャンバス上のリストには、「4 行 × 2 列」のようなコンパクトな概要か、表やギャラリーの全体が表示されます。ノードの下にある小さなボタンで、2 つの表示を切り替えます。画像、動画、オーディオを含む表は、デフォルトでギャラリー表示で開きます。
ファンイン:多数の結果を 1 つに
| やりたいこと | 使うもの |
|---|---|
| クリップを 1 本の動画にするなど、1 回の実行ですべての項目を組み合わせる | 動画を結合(Combine Videos)、オーディオをミックス(Mix Audio)、オーディオを結合(Combine Audio)など、組み合わせるノードへの一括接続 |
| 最初や最後など、1 つの項目だけを残す | 項目接続、またはセレクター(Selector)ノード |
| AI の審査員に最も良い結果を選ばせる | AI が最適なものを選択を選んだベストを選択(Choose Best) |
| テキストを結合する、結果を数える、最も多い回答を残す | 無料のオプションを選んだベストを選択 |
| 複数の異なるノードの結果を集める | 収集 |
ベストを選択
ベストを選択ノードは、候補のリストを 1 つの結果にします。候補の処理方法で、動作を選びます。
| オプション | 返すもの | クレジット |
|---|---|---|
| AI が最適なものを選択 | 指定した基準で AI の審査員が最も良いと判断した候補と、1 文の理由 | 審査員のティアに応じて 3、10、25 |
| 1 つのテキストに結合 | 指定した区切り文字で、すべての候補を 1 つのテキストにまとめたもの | 無料 |
| 内容のある最初の候補 | 空でない最初の候補 | 無料 |
| 数を数える | 届いた候補の数 | 無料 |
| 最も多い回答 | 最も多く現れる候補。同数の場合は最初のもの。 | 無料 |
| JSON オブジェクトをマージ | ディープまたはシャローでマージした 1 つの JSON オブジェクト | 無料 |
AI が最適なものを選択では、次の 3 つを設定します。
- AI モデル:審査員です。エコノミーのモデルは 3 クレジット、スタンダードのモデルは 10 クレジット、プレミアムのモデルは 25 クレジットです。デフォルトはスタンダードです。
- 判断基準:勝者の条件です。たとえば、「ダークなエディトリアル系フィードで最も目を引くカバー。サムネイルでも読めること」のように書きます。
- 候補の種類:テキストまたは画像です。候補が画像の場合は画像を選んでください。テキストのままだと、審査員は画像のリンクしか比較しません。
ノードには、選ばれた結果、候補の中での位置、審査員の理由が表示されます。設定パネルの候補タブには、すべての候補が一覧表示され、選ばれた候補に印が付きます。5 枚の画像をスタンダードのモデルで審査する場合の費用は、5 枚の画像の料金に 10 クレジットを足した額です。
空の候補は無視されます。失敗した項目は空の候補になり、ベストを選択は最初に空の候補を取り除きます。そのため、数を数えるは成功した項目だけを数えます。すべての候補が空の場合、1 つのテキストに結合は空のテキストを返し、数を数えるは 0 を返します。それ以外のオプションは失敗し、ベストを選択より後のノードは実行されません。
収集
収集ノードは、任意の数のノードの結果を、テキスト、画像、動画、オーディオの種類ごとに 4 つのリストにまとめます。4 つの出力は常にあるので、まだ何も実行していなくても、次のノードを接続できます。設定パネルで行をドラッグすると、項目の順番を変えられます。収集は無料です。
異なるノードから来た結果を比べるには、収集をベストを選択ノードに接続します。たとえば、3 つの異なるモデルで作った 3 枚のカバーを比べられます。
セレクター
セレクターノードは、リストから項目を選び出します。出力は 2 つあり、選択済みには選んだ項目が、残りにはそれ以外のすべての項目が入ります。複数のノードで同じ選択が必要な場合や、接続にはないモードが必要な場合は、項目接続や範囲指定の接続の代わりにセレクターを使います。
| モード | 選ぶもの |
|---|---|
| 項目(単一のインデックス) | 3、last、last-1 などの 1 つの項目 |
| 範囲(開始/終了/ステップ) | 項目 2〜4 のような、項目の範囲 |
| リスト(カンマ区切りの式) | 1, 3, 5..last のような式が示す項目 |
| ランダム(シード指定) | ランダムに選んだ項目。同じシードなら、常に同じ項目が選ばれます。 |
| 剰余(インデックスで循環) | リストを循環する位置にある項目 |
| 条件(フィルター) | スコアが 15 を超えるなど、フィールドが条件に一致する項目 |
| 名前付きキー(検索) | フィールドが指定した値を持つ項目。たとえば、「hero」という名前の項目 |
セレクターが、設定が原因でワークフローを止めることはありません。範囲外のインデックスや読み取れない式は、妥当な選択に置き換えられます。セレクターは無料です。
そのほかのリストツール
ノードピッカーのリストとバッチ処理グループには、ほかにも次のノードがあります。条件に一致する項目を残すリストをフィルター(Filter List)、リストを並べ替え(Sort List)、重複を削除(Remove Duplicates)、そして 2 つのリストを末尾につなげるか項目ごとに組み合わせるリストを結合(Merge Lists)です。4 つとも無料です。
ヒント
- 1 つの項目に 1 つのアイデア。各項目は、それだけで完結したプロンプトや値にします。
- 短いリストで試します。まず 2〜3 個の項目のリストで実行して結果を確認し、それから残りを追加します。
- 大きなバッチは分けます。非常に大きなリストは、1 回の長い実行になります。小さなリストに分けたほうが、確認しやすくなります。
- ファンアウトは必ず閉じます。バッチを 1 つの結果で終えたい場合は、ベストを選択、一括接続、項目接続のいずれかで締めくくります。
- 項目で変数を使います。項目には
{Style}のようなプロンプト変数を含められるので、すべての実行で同じ文言を共有できます。
よくある質問
関連ページ
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ベストを選択
ノードと接続
ワークフローの実行
プロンプト変数
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